マスクについて再考する

マスクについて再考する

マスクについて再考する

こんにちは!近鉄奈良駅から徒歩3分の楠原デンタルクリニックです。

暑い日がまだ続きますが、マスクについて再考したいと思います。

物事にはほぼメリットとデメリットがあります。そこでメリットが上回ればそれを選択します。

私たちが診療時に着用しているマスクは粉塵、水滴などが口に侵入するのを防いでくれています。しかし、ウイルスや細菌が侵入するのはほぼ防げていないでしょう。こんなのは調べればすぐわかります。

政府や分科会やメディアはマスクが無意味とはもう言えなくなっているのです。厚生労働省はマスクの感染予防効果は不明とずっと言っていますが・・・。

私は挨拶するときにマスクを外させていただきます。特に初対面の方には必ず外します。やはり顔を合わせることが人との信頼性を培うものと考えており、当院には少なからず、不安を抱えながら受診していただく方もいらっしゃると思います。顔を知らない人に自分の体を任せられるでしょうか?少なくとも私はそうは思いません。

ですから、患者様もマスクを外して喋ることには私どもは何も気にしておりません。マスクを慌ててつけたり、手やハンカチで口を覆ったりする必要は全くありませんのでお気遣いなさらぬようお願いいたします。表情を認識することで信頼関係を構築したいと認識しております。

勿論、最後は個人の自由ですが、口を覆う意識よりもお口の健康に意識を高めていただきたいと考えております。

マスクの弊害をおさらいしたいと思います。

①口呼吸になる(酸素濃度が低くなり、口腔乾燥が助長されますので免疫力が下がります)→唾液減少により、虫歯、歯周病などの病気が増えています。また、交感神経優位になりますので慢性疲労を起こし、歯ぎしり、食いしばりの原因にもなります。

②口周りの筋肉が弱くなる(特に子供の場合はマスク禁忌です。顎の成長阻害を引き起こし、歯列不正、顎関節症、アレルギー、風邪などの疾患が増えます)→実際、増えています。大きく口が開けれなくなっています

③不衛生(マスク内は数時間で雑巾より細菌数が増えます)→外したマスクを拝見したときに物凄い汚れているのをよく見かけます。

④社交性の低下(特に子供の場合は、脳の発達にも大きく作用します)→お子様の声が小さくなっていると感じます。

⑤お金のムダ(毎日、野菜ジュースやトクホを購入するような無意味な出費と同じ)

感染対策は続けてできること、意味のあることを重視しています。こういう設備を整えたから大丈夫!の様な考えではありません。無意味なことやらない様にしています。

最終的にはご自身の体はご自身で考えてください。強要する気はさらさらありません。ただ当院では患者様が健康でいられるような生活になれるよう日々考えているつもりです。まだまだ勉強中ですが、これからもよろしくお願いいたします。