熱中症に対するスポーツドリンクについて
こんにちは。楠原デンタルクリニックです。
暑い日がだんだん増えてきました。喉が渇いた時の水分補給にスポーツドリンクを飲む方も多いんではないでしょうか?
結論から言うと、熱中症対策に糖質入りのスポーツドリンクなんて全く必要ありません。基本的にはミネラルウォーター又は麦茶で十分です。
汗をかくと、交感神経が緊張し、それにより分泌されたアドレナリンやコルチゾールの働きにより、血糖値が上昇する傾向にあります。そこにスポーツドリンクの大量の糖質が加わると、さらに血糖値を急激に上げてしまうことになります。すると、血液中の浸透圧が高くなり、電解質のバランスがくずれ、最終的に細胞内の水分は外へ流出してしまいます。これにより、水分を摂取しているのも関わらず、細胞内が脱水症状となってしまう危険性があります。
日常生活中にコップ一杯(200mlくらい)くらいの水を1日7〜8回に分けて飲むように心がけることで、体を常に水で満たし、脱水症状になりにくくします。
私たち日本人は、塩分に関しては必要量をはるかに上回る量を普段の食事で摂取しているため、日常生活でジワジワと汗をかく程度の場合には、さらに意識して塩分を補給する必要はありません。
そもそも熱中症というものは、気温や湿度の高い環境下での水分&ミネラル不足という問題以前に、睡眠不足や規則正しい生活を送っていないことで発症リスクが上がります。
しっかりと食生活の改善を行って、日頃からタンパク質をしっかりと摂るようにしましょう。そして熱中症にまけない強い身体づくりを心がけていきましょう。(タンパク質については後日にあらためていいます)
食育については近鉄奈良駅近くの楠原デンタルクリニックへ